セミナー:モノづくりに携わる者の倫理

 モノづくりに関係する企業の「製品安全」や「経営理念」に悖る事件が後を絶たないのは嘆かわしい限りです。事件を振り返ると、経営者や技術者の意識の下にある「モラルや常識」に起因することが多く見られます。

 本セミナーでは、これらを「法と倫理」という形で「見える化」して研鑽します。

講師 永田 一良

永田イチロー技術士事務所
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所要時間 1.5時間

依頼者のご要望に応じて調整いたします。

プログラム詳細
  1. はじめに:東日本大震災に続く福島第一原子力発電所事故から脱法ハーブ事件などの身近な事例まで、その恐ろしさをリマインド

  2. なぜ今 倫理か?:倫理学や教養の専門家の難解な教えはと別に、「他律的な法」と「自律的な倫理」を簡単な概念で捉え、意識の源泉である「モラルと常識」を高める

  3. 企業と企業人の倫理:「法の視点」と「倫理の視点」で4象限を作り、各象限毎に事例をもって解説。各象限を理解することで、本人が不幸に、また家族や企業が破滅に陥ることがないようにガイドする

  4. 企業人に求められるもの:科学技術は人間が作った第二の自然と言われ、「正の効果」と「負の効果」がある。真の倫理観を身に付ける

  5. 判断と行為:欧米では、企業の経営者と技術者(従業員)は「敵対関係=利益相反」の関係にあるとの考えもあるが、資源の乏しいわが国では別の視点が必要である

  6. 技術者の倫理の体系:技術に関する倫理の問題は、1900年初めから、実務に携わる技術者の間で体系化され始め、現在の体系が出来上がるのは1970年代に入ってから

  7. ISO 26000の視点:2011年にISO 26000が制定され、経団連ではその企業行動憲章の中で「企業の社会的責任(CSR)を率先して果たす必要がある」としている

  8. おわりに:モノづくりの企業が、高い倫理観を持って業務に取組むことで、企業の発展と共に持続可能な社会の発展に寄与することを願う

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