当会が今までに手がけた事例をご紹介いたします。
本稿では、私が技術士二次試験に合格できた要因を述べます。更に、その主要因である「周囲から如何に協力を得たか」を述べます。
私が技術士二次試験に合格できた要因
標記要因を、筆記・口頭試験に分けて述べます。
筆記試験に合格した要因は、「複数部門の技術士かつ、近年の出題傾向を熟知された方に、アドバイスを頂いたこと」でした。私は、受験者の中でも、多くの対策セミナーや書籍へお金を投資した方だと思います。しかし、一番効果のあったアドバイスは、社内に居る身近な上司からのものでした。その内容は、「論文の全体構成が一貫していない(論理に飛躍がある)」、「論文の主旨が曖昧(何を言いたいのか分からない)」という二点でした。当たり前のことですが、上記の点を意識することで、必須科目Ⅰの評価がB→Aへ向上し、試験にパスすることができました。
技術士2次試験を受験するにあたり、多くの人は、指導技術士等から4年間の指導を受けずに7年の実務経験をもとに受験するといわれています。いわば、教習所に通わず運転免許の一発合格するということを、技術系最高峰の試験でやるというかなり難易度の高いチャレンジです。険しい道のりですが本講座を受講することにより、無事合格できました。その体験談を皆様にお伝えできればと思います。
障碍者施設の防犯システム提案時に、倫理上の問題に対応できずに悩んだことがきっかけです。医療福祉業界では、倫理規範がトレードオフになる「倫理的ジレンマ」という概念が存在します。防犯システムの例では、「人命保護」、「プライバシー保護」の2つがあり、どちらかを犠牲にすることは許されません。技術者としてどのように課題と向き合うべきか模索している中で、技術士という資格に出会い受験を決意しました。
受験対策
私は、本講座にて技術士の「情報工学部門」「総合技術監理部門」の2部門に合格致しました。その際の、受験からの合格までの経緯について簡単ですが、説明させていただきます。
技術士そのものの受験動機は、やはり「技術士」という存在の大きさであったと考えます。情報工学部門に関連する資格には、IPA様が行っている「情報処理技術者試験」があり、先にそちらを受験していました。この情報処理技術者試験の高度と呼ばれる分野に合格する中で、技術士との違いを明確に感じるようになりました。当然、どちらの資格においても信用度が高いのですが、やはり今後公益的な活動をしていくことを考えた場合や、私の所属する公益団体や企業において貢献していくことを考えると、技術士という信頼が高い資格の取得は安心と高レベルな技術並びにその成果物を提供できると考えて受験しました。
ただ、その後に受験する総合技術監理部門の受験動機は、今後様々な技術士を監理(管理)していく上で、広い視点から技術統括を行う必要性を感じて受験しました。
筆記試験突破対策講座の受講
”技術⼠”という名称から、超越した技術⼒や素晴らしい経験をお持ちでないと、合格はできないとお思いでしょうか。そんなことはありません。専門技術をどう工夫して“社会課題を解決するか” を伝える、いわば試験官にプレゼンをする試験だと、私は受験生期間を通して考えました。
技術⼠を目指す方々は、日々の積み重ねで たくさんの経験をお持ちであり、技量は十分のことと存じます。その豊富な経験、知⾒を⽂章にするためのあと一歩が必要です。
私の経験が、これから挑戦する方々に少しでも参考になればと思い、筆を執らせて頂きました。
私は通信インフラの設計を⾏っています。発注者様やエンドユーザ様など利害関係者が多く、工事のご説明や折衝の機会が多い業務です。その際経験年数や性別の観点から、信頼を得づらいと感じる節が多々ありました。
そのため技術系最高峰の国家資格を取得することで、強い信頼を得られると思い、受験を決意しました。
筆記試験突破対策講座の受講
株式会社SUGATAはヨガ・ピラティススタジオ運営を主軸にマリン関係の事業を推進してきました。当社のスタジオ事業拡大、管理効率化・地域健康サービス事業化へ向け、東京技術士会は経営革新計画・事業計画策定、システム開発計画及び補助金申請支援と完成までの伴走支援を行いました。
当社はヨガ・ピラティススタジオ運営を核に事業の多角化を進めてきました。ヨガブームに先駆けた好立地の老舗スタジオと専門性が高く経験豊富なインストラクターで地域住民の信頼を獲得し健康サービスブランドを築いてきました。特に長年のインストラクターと顧客をつなぎ健康プログラムを提供してきた役割から、地域・講師ネットワーク、告知・集客、予約・支払管理などの蓄積した経験により顧客ニーズに即した提案が出来ます。
何故、地域健康サービス事業へ広げようとされたのですか?
スタジオ事業が拡大するに従い業務オペレーションが煩雑になり、当社のスタジオ管理技術の暗黙知を取り入れた一元管理システムを構築できれば事務作業軽減や生産性向上が出来ると考えました。さらに新型コロナウイルス感染症の影響で利用者数制限や営業時間短縮が余儀なくされ、利用者の運動機会減少やインストラクターや地域スタジオの活動機会維持が難しくなってきました。鎌倉は健康志向が高い住民が多く、これまでの経験とネットワークを生かした場を提供し地域全体で健康サービスネットワークを作ろうと考えました。
東京技術士会を選んだ理由と支援は御社にとっていかがでしたか?
地域の金融機関から東京技術士会を紹介され、ビデオ会議で多様な専門家チームとの議論から当社が必要としている経営革新計画・事業計画策定からシステム構築、補助事業申請などの幅広い支援の知識・経験が豊富なことと親身に伴走してくれる姿勢に好感をもちました。
実際に各分野の専門家による事業計画策定支援やシステム検討・ベンダー紹介、最適な補助事業の助言と申請支援など手厚い対応をしていただき短期間で補助金採択と事業遂行が出来ました。
マッチングプラットフォーム「SUGATA CLOUD」や「映像による見える化(顔認証来場者管理)」はITシステムに精通していない我々でもベンダーの協力を得て構築することが出来ました。
顔認証システムでは受付対応時間が2/3になり、非接触の実現のみでなく利用者の待ち時間削減、なりすましの防止などの付加価値があります。また会員情報とリンクすることで他施設での開催時にも活用が出来、地域健康サービスへの展開も期待できます。将来、映像をメタバース化して個人情報を保護しながらレッスンの質を高めることも検討しています。
今後進めていきたいことは何ですか?
SUGATAクラウドは経費節減・会員サービス向上や効率改善などの目先の効果は期待できますが、これを使ってさらに会員・トレーナー・施設パートナーを増やすことや、SUGATAの健康サービスブランドや認知度を上げ売上増と地域貢献に繋げていきたいと考えています。
東京技術士会の支援についてどのような点が良かったですか?
事業計画・補助金申請支援に加えて人財育成のサポートがありがたかった。本事業の責任者を事業家として育てるべく、自分で企画から補助金申請・経営指標を習得・システム完成に取り組ませ、事業の成功と経営に貢献することを学んでもらった。今回開発したシステムを昇華させ、会員・パートナー・インストラクターと売上拡大や効率改善に繋げていくために東京技術士会の継続支援をお願いしたい。
株式会社デザインネットワーク様は、約560名のエンジニアを有し、お客様の設計開発を支援するソリューションを提供しているエンジニア集団です。東京技術士会はデザインネットワークのISO 9001及びISO 27001の認証取得に向けた支援を行いました。
派遣や請負といったサービスの提供形態に拘らず、お客様の『やりたい』『解決したい』をどうすれば効果的に実現できるかをフレキシブルに考えられる会社であることです。そして、機械、電気電子、ソフトウエアを複合させたサービスを提供できることです。
当社は、“ものづくり”の世界にとってありがたいと思って頂ける存在になりたいと思っております。そのベースとなるのが、社会やお客様から信頼を頂くことです。ISO 9001、ISO 27001は、社会やお客様に安心をご提供するという視点からの最適なフレームワークであり、それを活用しサービス品質を担保する仕組みの構築は、当社の将来に向けた重要な取り組みになると考えたからです。
東京技術士会様にお願いしたポイントは、専門技術についての知識経験が豊富なことと認証までのフォローに対する姿勢に好感を持ったことです。専門技術についての知識経験をお持ちのコンサルタントの方々にご対応頂き、きめの細かいご指導やアドバイスを頂くことでスムーズに認証審査を受けることができました。非常に感謝しています。
一番大きな効果は『気づき』です。これまでの当社は、対処的な思考や行動が多く、PDCAサイクルを回すという考え方が全社的には定着していませんでしたが、ISOを活用した仕組みを導入することで日常的に改善の視点に気付くようになってきました。「なぜ」「どうすれば」を日常的に考えられる集団になることで、自社のサービス向上に結び付けていきたいと考えています。
低価格なIoTやカメラを使ったクラウド映像ソリューションを拡販したい。企業へのマーケティング方法、利用シーン、顧客にとっての効果、顧客のニーズに沿った拡張サービスなどの提案と顧客への紹介支援をお願いしたい。
企業視点でのニーズやサービスの導入用途・メリット・適用シーン分析などによりPR資料の作成からサービスのWebPR・講演や顧客紹介など幅広いマーケティングや顧客認知向上の支援を頂いている。
さらに本サービス導入での生産性向上や技術伝承など多様な顧客の課題解決策の提案、及び機能拡張やパートナーとの連携も支援していただいている。
2022年4月、CHIPS事業は株式会社日立ハイテクから、A-Digital社に事業継承されました。
武田薬品の創薬ライブラリなどをもとに「創薬の工業化」に向けCHIPSを活用するとともに、国内外のお客さまにCHIPS事業のサービス展開をしています。
<今後実装される機能について>
● 映像エクスポートサービス
追加オプションにてmp4に映像出力することで、他アプリケーションとの連携を可能します。
● HDMI-USB変換コードによる連携:USB Video Class(UVC)対応
CHIPSにより作業の見える化が可能するだけでなく、他アプリケーションとの連携を実現します。
New! CHIPSコンシェルジュ画面へのリンク、サービス標準価格表が掲載されました。
クラウド部品表管理(BOM)サービス「Celb」を拡販したい。企業への有効なPR方法や企業が利用するのに必要な機能提案やQ&A提案をお願いしたい。
クラウド部品表管理(BOM)サービス「Celb」のマーケティング支援サービスとして
WEBマーケティングや顧客分析手法の提案、展示会等のフィードバック、クラウドサービスを顧客に安心していただくための情報、Celbの機能確認やQ&Aなど現場コンサルや中小企業顧客視点で示唆を頂いた。今後共Celbを顧客業務改善提案の活用して頂きたい。
空冷式冷凍機の加工室内の排気による空調負荷増大をいかに回避するシステム構築するか相談したい。なお、クーリングタワーの設置場所がない状況であった。
これまで使用していた空冷式冷凍機を水冷式冷凍機とし、冷凍機室外機から出る温水を洗浄水に再利用するシステムをご提案しました。これにより冷凍機室外機冷却の水道水費用を発生させることなく、かつ、洗浄温水の加温の一部を排熱利用により、賄うことができました。
夏場におけるチラー水製造が問題なく達成でき、感謝の声をいただきました。